パワーストーンを御守りに【誕生石と石の持つパワーのお話】
目次
生まれ月の石の意味とそれぞれの石が持つパワーのお話。
誕生石を身に付けているとお守りになるという話はとても有名です。ほとんどの人はもうすでに自分の誕生石を知っていますよね。
石はただ美しいだけではありません。宝飾品としての役割だけではなく、石たちにはそれぞれ単独でエネルギーを持っています。そして、そのエネルギーはすべての人に平等にパワーを与えてくれるのです。
もちろん、誕生石でなくても、石には身に付ける者すべてに発揮するパワーがあります。
石たちのパワーとその意味を知って、もっと身近にジュエリーを楽しみましょう。
今回はそのためのお話です。
◆誕生石一覧◆
1月:ガーネット – garnet –
2月:アメシスト – Amethist –
3月:アクアマリン – Aquamarine –
4月:ダイヤモンド – Diamond –
5月:エメラルド – Emerald –
6月:パール – Pearl –
7月:ルビー – Ruby –
8月:ペリドット – Peridot –
9月:サファイア – Blue sapphire –
10月:オパール – Opal –
11月:シトリン – Citrine –
12月:ターコイズ – Turquoise –
◆ガーネット- garnet –
《象 徴》
友愛・忠実・達成・深い絆
《パワー》
「諦めない精神力、持久力をつける」
「何かに夢中になる情熱を手に入れる」
「恋人や仲間との絆を深める」
和名は「ざくろ石」。ざくろの実の色に似た深みのある赤色から名づけられています。
特に赤色の深いレッドガーネットにはパワーとカリスマ性を引き出す効果があり、仲間との絆を強め、チームの士気を上げるエネルギーを発散します。
その昔、十字軍の兵士にガーネットをお守りとして身に付け愛用させたと言われています。戦場に赴くときの身を守るお守りでもあったようです。
自分の目標に向かって邁進し、努力と忍耐力と情熱をもたらしてくれる守護石です。
もちろん、誕生石である1月生まれの人が身に着けるとよりパワーが強くなります。
◆アメシスト- Amethist –
《象 徴》
心の平和・誠実・直観力
《パワー》
「ストレスの軽減、不眠の改善」
「他社の目、プレッシャーからの解放」
「自己の感性、発想力を高める」
キリスト教において「司教の石」と呼ばれ、宗教儀式の際にはアメシストの指輪を身に付けていたと言われています。
また、透明度が高く深いパープルのアメシストは神秘的で高貴な石とされ、位の高い人のみが身に付けることを許されていたようです。
アメシストの持つ効力は精神的なストレスを緩和し、心を穏やかに整える作用があります。
誕生石である2月生まれはストレスに弱く感化されやすい性質があるので、アメシストを身に付けることで精神性を高め成長をもたらす守護石となります。
◆アクアマリン- Aquamarine –
《象 徴》
聡明・希望・幸福・勇気
《パワー》
「自らの理解力を高め、大切な人との理解を深め育む」
「幸福で癒しのある恋愛、愛のある生活を手に入れる」
「偏見や思い込みからの脱却、優柔不断さの解消」
アクアマリンは幸せな結婚や恋人との仲を良好に保つ効果があります。人と人を調和させるパワーがあるので、周りの人たちに対して優しさと思いやりで接することができ、慈愛に満ちた気持ちにさせる効力があります。
また、その輝きと同様に繊細なエネルギーには、身に付ける者の感覚を研ぎ澄ませ、芸術的なインスピレーションや新しいアイデアをもたらす効果があります。ですので、クリエイティブな仕事をする人にもおすすめです。
水の星座(かに座・さそり座・うお座)の人が身に付けることでパワーが一層増すと言われています。
◆ダイヤモンド- Diamond –
《象 徴》
永遠の愛・不屈の精神・財運を引き寄せる
《パワー》
「精神的な強さを手に入れる」
「永遠の愛と絆を手に入れる」
「決断力を手に入れる」
「心を浄化し悟りを開く」
有名なダイヤモンドと言えば、「ホープダイヤモンド」と呼ばれる世界最大のブルーダイヤモンド。現在の大きさは45.50カラット。値段にすると200億円と言われています。ダイヤモンドは紫外線を当てると発光することがありますが、ホープダイヤは一分以上にわたって赤い燐光を発します。その原理はいまだ解明されていません。
代々の所有者が悲劇的な死を遂げたことから「呪いのダイヤ」と呼ばれ、伝説となっています。最後の所有者の死後、相続人から買い取ったハリー・ウィンストンは幾つかのパーティや展覧会で巡回展示した後スミソニアン協会に寄贈し、現在はスミソニア博物館が所有しています。
総てでありながら無でもあるダイヤモンドは、光を集め増幅させるパワーを持っています。そして、その光がシールドとなり大切なものを守り続けます。
身に付ける者の精神力、自信、勇気を引き出し、目標達成や恋愛成就の効力をもたらしてくれる守護石です。
誕生石である4月生まれは無意識のうちの気遣いでエネルギーを消耗しがちですが、ダイヤモンドを身に付けることで回復・安定し元気な自分を取り戻せます。
◆エメラルド- Emerald –
《象 徴》
幸運・慈愛・人間関係の改善
《パワー》
「思考力・洞察力を高める」
「自身及び周囲の疲れを癒す」
「負の感情のエネルギーをコントロールする」
美しいグリーン色に輝くエメラルドは人々の心を魅了し、クレオパトラが最も愛した宝石として有名です。エメラルド好きが高じて鉱山まで所有したと言われています。また、彼女の瞳はエメラルド色で、エメラルドを粉末にしたものをアイシャドーのように瞼に塗ったという伝説も。
ローマ帝国ではエメラルドの粉末が眼病予防薬とされ、皇帝カエサルも治療のためにエメラルドの粉末をたくさん所有したと言われています。
心を安定させることで集中力を高め思考力を活発にする事から、仕事運をもたらします。
誕生石である5月生まれが身に付けると、心に迷いがあるときに方向性と判断力を授けてくれる頼もしい守護石となるでしょう。
◆真珠- Pearl –
《象 徴》
純粋・健康・長寿・適応能力
《パワー》
「愛の質を高め成就させる」
「美しさと若々しさを保つ」
「清楚な女性らしさ、品格を身につける」
海や湖で母貝に育まれながら宝石になっていく真珠。母貝の質によって色・光沢・形が一粒ひと粒変化する神秘の宝石です。
また、近年その成分が美容界で注目を浴び、化粧品に取り入れられることも多くなっています。
(中国への旅行者が現地で薦められる化粧品の定番は「真珠クリーム」らしいです)
真珠を身に付けることで美しさや気品・優しさを引き出されます。感情の起伏を鎮め、穏やかに整えてくれる働きもあります。
最近はカジュアルに身に付けられる真珠のアクセサリーが流行し、以前よりももっと身近な宝石になりました(昔はどうしても冠婚葬祭のイメージが・・・)
誕生石である6月生まれが顔まわりのアクセサリーでに着けると、より一段と華やかな気品を与えてくれます。
◆ルビー- Ruby –
《象 徴》
勇気・カリスマ性・行動力・勝利
《パワー》
「ライバルに差をつける」
「行動力と積極性を身につける」
「女らしさを高め魅惑的になる」
「純粋さを持ちながら情熱的に生きる」
燃え上がるような深紅の宝石ルビー。中でも「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と呼ばれる濃い赤色のルビーは最高級とされ、産地・産出量も限られた非常に希少価値が高い宝石です。
その歴史は古く、「太陽の石・神の石」と呼ばれ守護力も絶大。邪気を払い、病気や不幸な出来事から身を守るための御守りとして身に付けられてきました。
中世のインドでは病気を治す力があると信じられ、ルビーの粉末は秘薬として扱われていたことがあります。
ルビーは情熱の石です。恋愛に仕事にアクティブな女子にはぴったりなパワーストーン。
ネガティブなエネルギーをポジティブに変換し、どんなことも乗り越える勇気や自信、強い信念と情熱を与えてくれます。
誕生石である7月生まれが身に付けると大人の女性としての魅力をパワーアップさせることができるでしょう。
◆ペリドット – Peridot –
《象 徴》
友愛・幸運・愛情
《パワー》
「新しい出会いの実現」
「執着心、固定観念からの解放」
「偏頭痛、眼精疲労の解消・心身の健康」
光を受けるとキラキラ輝き、高い透明度と優れた光沢のグリーンの色彩を持つペリドット。隕石と同じ成分を持つことから、「太陽のエネルギー」が潜んでいると考えられてきました。太陽神を崇拝する古代エジプトでは、暗闇に光をもたらし世界を照らし出す護身苻としてファラオの王冠や装飾品に施され、今でもエジプトの国石になっています。
また、火山付近で産出されるペリドットは「ハワイアン・ダイヤモンド」とも呼ばれています。じつは「ダイヤモンド・ヘッド」の名前の由来となった、キラキラ輝くオアフの岬の岩石はペリドットだったのです。
そんなペリドットは「一目ぼれの石」と言われ、新しい出会いが期待できるパワーストーンです。
また、身に付けることで負の感情を消し心の状態を健やかにするので、新しい喜びや幸福感を得られるでしょう。
誕生石である8月生まれが身に付けると、ペリドットのパワーにより強く守られるでしょう。イライラや脱力感に苛まれたときはお守りのように身に付けましょう。
◆ブルーサファイア- Blue sapphire –
《象 徴》
誠実・達成・熟考・慈愛
《パワー》
「コミュニケーション力・知性を高める」
「集中力を高め効率よく仕事をすすめる」
「雑念・邪心を開放(ダイエットを成功させる)」
「悪い波動の浄化・心身の平穏」
鉱物としてはルビーと同じであるサファイア。(不純物の違いで濃い赤になったものだけをルビーと呼びます)
深い青色が美しいブルーサファイアは、イギリス王室のウィリアム王子がキャサリン妃に贈った婚約指輪に、故ダイアナ妃が愛用していた石があしらわれていたことで、今また世界から注目を浴びています。
カットされたもので世界最大のブルーサファイアはアメリカ自然史博物館に展示されている「ローガンサファイア」で、キャサリン妃のものと同じスリランカ産。その大きさは423カラットです。
ナポレオンの妻ジョセフィーヌは浮気者で有名ですが、彼がジョセフィーヌに浮気封じとして贈った最初のギフトがサファイアだったと言われています。
ブルーサファイアは、悪い波動を浄化し、心穏やかに癒してくれるお守りとして身に付けるには最高の石です。
誕生石である9月生まれが身に付けると、感情が昂ぶり興奮しやすくなった時、心を鎮めて冷静な判断を促してくれる効果があります。
◆オパール – Opal –
《象 徴》
忍耐・健康・無邪気・幸福・自由
《パワー》
「自立・成長・自分磨き」
「困難を乗り越える強い精神力」
「ありのまま・本来の自分を発揮する」
「良縁を引き寄せる」
オパールはシャボン玉の表面に映る虹色のように、色彩の変化を楽しむことのできる宝石です。遊色効果をもつオパールを「プレシャス・オパール」、遊色効果が不十分なオパールを「コモン・オパール」と言います。宝石としての価値が高いのが「プレシャス・オパール」です。
オパールは10%前後の水分を含む唯一の宝石。原石のカットには乾燥が不可欠で、十分な乾燥処理を施しても割れることなく残った石だけが宝飾品として加工されます。
オパールの主な原産地はオーストラリアとメキシコです。オーストラリアがイギリスの植民地だった頃、当時のイギリスの女王ビクトリアは財政を潤すため、オーストラリアの鉱山で豊富に取れるオパールのジュエリーを率先して身に付けたと言われています。
オパールには幸せを引き寄せるパワーがあり、女性には自己の持つ魅力をより高めてくれる効果をもたらします。
シドニーオリンピック女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんは、走る4日前にオパールの指輪を買ったそうです。もちろん彼女自身の努力の賜物ですが、もしかしたらオパールのパワーが幸運を呼び込む手助けをしたのかもしれませんね。
誕生石である10月生まれが身に付けると愛情運を高めてくれます。
◆シトリン- Citrine –
《象 徴》
幸福・富・希望・信念・勇気
《パワー》
「明るさと自信を備えたリーダーシップ」
「知恵を生み出す知識を身に付ける」
「繁栄・豊かさ・金銭面での富を手に入れる」
エジプトの太陽神「ラー(Ra)」のシンボルとして尊重されたシトリン。ちなみに「ラー(Ra)」の語源はエジプト語の「太陽」です。
シトリンは淡い黄色から黄金色まで、様々な黄色の色彩を持つまさに太陽光のように美しい石です。
シトリンの持つエネルギーは希望・自信・勇気を育み、太陽のようなカリスマ性と自信に満ちた実行力を持つ包容力は、周囲の尊敬を集めるほどの強さを発揮します。
さらに財運・富・商売繁盛などに効果をもたらし、「金運の石」としての強いパワーを兼ね添えています。
夢や目標を叶えるための知識を身に付け努力を続けることで、自信と勇気を与えてくれるでしょう。
誕生石である11月生まれが身に付けるなら、何かにくじけそうになった時。頑張れる強い気持ちと再チャレンジのための希望をもたらしてくれます。
◆ターコイズ- Turquoise –
《象 徴》
慈愛・勇気・積極性・絆・平和
《パワー》
「人間関係の悩みやストレスの解消」
「コミュニケーション能力の向上」
「慈しむ心や純粋な愛を持ち続ける」
「心を許せる恋人や友人を引き寄せる」
ターコイズは人類が装飾や護身苻のために採掘してきた最も古い石のひとつです。
エジプトでは神に捧げられ、チベットでは医療石として扱われました。また、宇宙の色を持つことから、自然崇拝の一環として神聖なものという認識がされています。
ですから、宗教・信仰の対象として特別な尊い石、神の力が宿った石として崇められ、代々受け継がれていることが多いのも特徴です。
強い守護パワーを持ち、身に付ける者を災いから守ると言い伝えられています。持ち主に災いが迫ると自ら割れ、その災難を引き受けるという言い伝えもあるほどです。
また、ターコイズは、ギフトとしてプレゼントされることで神秘の力を発揮し、贈られた者を守護することから、人と人の絆を深めてくれる助けをしてくれます。
身に付けることで心に潤いと安定感をもたらし、守護という意味で旅の御守りとして身に付けるといいでしょう。
誕生石である12月生まれが所有すると、考えすぎて勇気が出ないときの不安や焦燥感を取り除いてくれるでしょう。